感情的になるものだよ。
好きな人に、好きになってもらうためなら。

理性を失うものだよ。
頑張っても頑張っても、その人に振り向いてもらえなかったら。

死んでも認めたくない、好きな人の本当の姿を認めるくらいなら!
本気で善人のフリができる極悪人として、本当の心を殺し、自分自身として生きる道を塞いでも、幻の中を生きることを選ぶ。

好きな人が本当は、最低な人間だとしたら。
そんな最低な人間に生きる力をもらっていた「私」もまた、最低な人間でなければならない。

自我がない、と分かればそれで終わる話だが、もしそのことに何故か気づかなかったとしたら、そうなるしかないのだ。

自分を責めるな。
自我は作られなかったのではなく、
自我を作ることを許されていなかったのだ。

でも、もう許そう。
とにかく、その瞬間はもう訪れたんだから。

状況はともかく、未来は明るい。

虹が出た、と、最後に可愛らしい彼女が言った。
目が見えない主人公の心を映すように、あったか〜い光を感じさせるシーンや描写が印象的なドラマ。

福山雅治
大泉洋
永瀬廉
今田美桜
そして隆也さん。
全員大好き。